プリコネR備忘録

なんかプリンセスコネクト!Re:Diveについて考察とか感想とか色々書けたらいいなって考えてます。

ペコリーヌのモチーフついて考察する

プリンセスコネクト!Re:Diveのメインヒロインであるペコリーヌのモチーフについて考察していきます。

ぶっちゃけ既出かもしれないですが一応自分用の備忘録ということも兼ねて記録しておきます…。

 

ユースティティア、アストライアー説

ペコリーヌの本名はユースティアナ・フォン・アストライア。

このことが劇中で説明されたのは第一部第六章第四話から。

ユースティアナという名前は、ローマ神話に登場する女神ユースティティアに由来すると考えられる。本編でもユースティアナの由来が女神であることを説明している。

ユースティティア(Jūstitia)はラテン語で「正義」を意味しており、英語で正義を意味するJusticeの由来にもなっている。

また、ユースティティアは正義の女神であることから、正義を測る天秤と力を象徴する剣を手にし、万人に等しくあるため目隠しをした姿をしているという(ただ、目隠しは解釈によってついていたりついていなかったりすることもある)。

目隠しと天秤はないもののペコリーヌの武器が剣なのはこれから来ているのかもしれない。

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アストライアという家名、そして現実のペコリーヌの出身地であるアストライアはギリシア神話に登場する女神アストライアーに由来すると考えられる。

アストライアーという名前は「星のごとく輝く者」「星乙女」を意味する。

プリコネRの世界であるアストルムの名前は、前作のプリコネの舞台であるレジェンド・オブ・アストルムから来ているが、そもそもこれはラテン語で星を意味するAstrum(アストルム)が由来である。

また、アストライアーは星座の中で乙女座の象徴となることがある(天秤座の象徴となることもある)。

プリコネRは数多くのプリンセス(=ヒロイン)が登場するゲームであり、ペコリーヌは本作のメインヒロインである。そのため、ヒロイン(女)であることを強調するために乙女座の化身であるアストライアーを名前の由来にしたのかもしれない。

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また、ユースティティアとアストライアーはいずれも正義の女神でもあり、同一視されている存在でもある(ついでにプリコネRの16番目のエリアの「テミス銀嶺」のテミスも正義の女神であり、ユースティティアに対応する)。

 

ペコリーヌという名前はプリコネから来ている説

ペコリーヌは英語にするとPecorine。

これはプリンセスコネクト!の略称であるプリコネ、つまりPriconneから来ていると考えられる(nが一つあまり、eが一つ足りないためアナグラムではない)。

ペコリーヌはアプリの初期アイコンになっていたりと何かとプリコネRの看板とでも言える立ち位置のキャラクターである。

そのため、作品のタイトルそのものを冠した名が与えられたのではないか、と考えられる。

 

余談だが、ペコリーヌとは1文字違いのペコリーノというチーズがあったがこれとの関連性は多分なさそう。

 

ペコリーヌの王家の装備について

ペコリーヌの王家の装備である王冠、剣、肩当てはカロリーを消費することで超人的なパワーを発揮できるという能力を持っている。

アニメでは「筋力増強・滋養強壮・疲労回復に冷え性・肩凝りに効果がある」が、使った分だけお腹が減ると説明されている。

この王家の装備の元ネタは「ミオスタチン関連筋肉肥大」というものではないか?と考えられる。

ミオスタチン関連筋肉肥大とは、常人の倍以上お腹が減る代わりに常人の倍以上筋肉が発達するという病気である。

空腹を対価に超人的な力を発揮するという点ではこの病気とペコリーヌの王家の装備の特性は一致している。

ペコリーヌの王家の装備の設定の元ネタがこれかは不明だが、ミオスタチン関連筋肉肥大は他の創作物(特にバトルもの)でも見られる設定であるため参考程度にはしたかもしれない…。

 

ここからはペコリーヌのモチーフとは違うが、アストライアーの補足になりそうなので一応記載。

 

青銅の時代

第三部第一章の幕間Ⅰでは、敵組織であるウォーロックが旧アストライア王国転覆を目的とした「青銅の時代」計画を進めていることがわかる。

これはギリシア神話の五つの時代から来ていると考えられる。

ギリシア神話の五つの時代とは、人類の歴史を、黄金の時代、白銀の時代、青銅の時代、英雄の時代、鉄の時代の五つに分けたものである。

最初の黄金の時代では、人々は争うことなく平和に暮らしていたが、続く白銀の時代では、四季が生まれたため人々は耕作をしたり、住居を作らなければいけなくなった。

青銅の時代に移行すると、人々の心は荒み始め武器を手にして争うようになった。

最後の鉄の時代(=現代)になると、文明や経済が発展したものの、あらゆる悪行が地上にはびこった。

アストライアーは神々の中で最後まで地上に留まり、人々に正義を訴えたが、この地上を去ったという。

第三部第六章の幕間・Ⅷでアストライア王国の完全な廃位が宣言されてしまったため、アストライア王国の転覆、つまり「青銅の時代」計画は完了してしまったと考えられる。

しかし、この話に則るなら、ウォーロックは「青銅の時代」計画の後の「鉄の時代」計画でアストライア王家(もしくは明日トライア一族)に何かを仕掛けるのかもしれない。

ウォーロックやアストライア王家、そしてペコリーヌが今後どのように動くのかは気になるところである。