プリコネR備忘録

プリンセスコネクト!Re:Diveについて考察とか感想とか色々書けたらいいなって考えてます。記事内では特に言及してませんが、大半が妄想・憶測・願望が含まれているので話半分程度に見てくれると幸いです。

ドラゴン族の覚醒とは

8.5周年直前生放送で、8/31からヴルムとクローチェが活躍するイベントが始まることが予告された。

ここで公開されたヴルムの新形態について気になったので、関連するであろうドラゴン族の覚醒について改めてまとめてみようと思う。

 

覚醒とは

まず覚醒とは、自身を一時的に強化できるドラゴン族の固有能力である。

劇中の描写を見たところ、筋力・運動能力が向上したり(カヤ、イノリ、ゼーン)、翼により空を飛翔できる(ホマレ、シェフィ、ヴルム)ようになる。

シェフィ、ホマレやヴルムのように魔法を扱うドラゴン族の場合は魔法の威力や効果が上がっているように見受けられる。

 

覚醒時には体中から力が溢れるからか、気を抜くと意識が持っていかれそうになるほどの興奮作用がある。(画像はカヤのキャラストーリー7話とイノリのキャラストーリー12話から)

 

覚醒には暴走の危険性がある。

カヤのキャラストーリー12話ではカヤが暴走する描写がある。暴走すると殺人衝動(と破壊衝動?)が強まり、力を手当たり次第に振るう状態になってしまう。

また、ドラゴンの因子が特に強いイノリの場合、龍の卵が無い(=トリガーを認識できていない?)状態で覚醒するとランドソル全土を吹き飛ばしてしまうらしい(画像はイノリのキャラストーリー12話から)。

 

覚醒の際に共通して見られる特徴として、下記の2点が挙げられる。

・両目が赤く発光する。

・飛行できるキャラは翼が通常時よりも大きくなる(カヤ、イノリは地上戦主体のため翼の大きさはそのまま?)。

 

画像はそれぞれカヤのキャラストーリー12話、インビジブルスティーラーズ6話、第2部第5章第4話、第3部第14章第6話から。

 

エリスの端末だったシェフィとゼーンは片目のみ赤くなる。

シェフィの場合は左目が赤くなる。また、角も大きくなる(画像は第2部第14章第9話から)。

また、第2部第14章第5話のムービーを見ると尻尾も長くなり、靴から生えている氷も大きくなっている。

ゼーンの場合はシェフィとは逆に右目が赤くなる(画像は第2部第8章第8話から)。

また、眼の周囲に血管(?)が浮かび上がる。

また、ゾンビ状態時にも覚醒している(画像は第2部第14章第5話から)。序盤のカヤやイノリは覚醒に慣れていなかったが、ゼーンのレベルにもなると理性が無い状態でも覚醒が発動できるのだろうか。

ちなみにイノリは普段は右目が隠れてるが、インビジブルスティーラーズでのカジノ王・ジーノ戦(画像は同イベントの第6話)で両目とも赤くなっていることを確認済み(ちょっと見づらいかもしれない…)。

シェフィやゼーンのように片目のみ赤いのでは?と思ったが特にそんなことは無かった。

 

覚醒のトリガー

ホマレ曰く、大きな困難に直面した時の「負けたくない、誰かを守りたい」といった『衝動』が覚醒のトリガーになる。

 

カヤは自分の友人(主人公など)(ドラゴンエクスプローラーズ6話)。

イノリは自分の居場所(ドラゴンズネスト関係者、アユミなど)(イノリ12話)。

シェフィは自分の家族(美食殿とゼーン)(ドラゴンズライジング5話)。

ホマレやヴルム、ゼーンの覚醒のトリガーはまだ明かされていないが、ホマレは「自分と仲間」、ヴルムは「姉(リンド)と仲間」、ゼーンは「妹(シェフィ)と仲間」辺りだろうか。

 

また、衝動が弱くなると覚醒のトリガーが弱くなり、覚醒時に力が出なくなるという問題もある。

シェフィ(ヴァードラッヘ)1話ではゼーンが復活したことで、「家族」をトリガーとしているシェフィはヴァードラッヘでの力を上手く出せなくなっている。

龍の卵

龍の卵とは、ドラゴン族それぞれが自分の中に持つ可能性、覚醒のトリガーとなる自分の核の部分のこと(画像はイノリのキャラストーリー12話から)。

先述したようにイノリは覚醒するとランドソルを吹き飛ばす可能性があったが、これを正しく認識できていたため、覚醒時に暴走して事故を引き起こさずに済んでいる。

なお、インビジブルスティーラーズでも同名のアイテムが出るが、これはストーリーの終盤で偽物ということが判明しており、ドラゴン族との関連性はないらしい。

 

余談だが、イノリのキャラストーリー12話終盤で覚醒後のイノリはツノが取れ、覚醒できない状態に戻っている。

イノリが暴走するリスクが無くなったことを示唆しているのかもしれないが、具体的な説明が特に無いのでドラゴン族の覚醒にはまだ謎があると見ていいだろう。

 

ヴァードラッヘ

第3部第14章にてシェフィはゼーンから力を託され、ヴァードラッヘという新形態に移行している。

覚醒時のシェフィと比較すると、両目が赤くなり、通常時よりも髪が伸びている。

また、翼も2つから4つに増えている。単純に考えてゼーンの分の翼も受け継いだ、と考えるべきだろう。

第3部第14章第6話で、シェフィは「ゼーンから託されたドラゴン族の更なる力」と説明している。

覚醒の発展系がヴァードラッヘなのかもしれないが、現状謎が多く、詳細についてはまだ深く説明されていないので今後の情報に期待したい。

 

また、ヴァードラッヘという名前に関してだが、これはドイツ語で「真実の、本当の」を意味するwahr(ヴァール)*1と、「ドラゴン」を意味するDrache(ドラッヘ)*2から来ていると考えられる。そのまま訳すると「真の竜」という意味になる。

先述した画像でも、コッコロはヴァードラッヘの姿を「まるで真の竜かのごとき」と表現していることからもほぼ間違いはないだろう。

 

また、シェフィ(ヴァードラッヘ)には「真・覚醒」という特殊スキルがある。

先述したヴァードラッヘの意味も踏まえると、ヴァードラッヘ=真・覚醒ということだろうか?

 

ヴァルムドラッヘ

8/28のラジオでヴルムの新形態の名称が「ヴァルムドラッヘ」という名称であることが明かされた。

見た目通りだが、通常時のヴルムよりも角や翼が大きくなり、年齢も上がっているように見える。

 

また、通常時には持っていなかった剣を武器として扱う。

UBは「バルムンクヴォーテクス」というらしい。

このバルムンクとは、ニーベルンゲンの歌に登場する剣*3のことで、竜(竜殺し)と関連するジークフリート*4が扱うことで有名。

 

ヴァルムはおそらくドイツ語で「温かい、熱烈な」を意味するwarm(ヴァルム)*5から来ている。ドラッヘと合わると「熱烈な竜」という意味だろうか(先述したバルムンク(ヴァルムンク)ともかかってそう)。

 

ドラッヘ形態から考える今後の展開について

覚醒やドラッヘ形態について色々まとめたが、現状ドラッヘ形態(=真・覚醒?)は下記のいずれかに当てはまると考えられる。

  1. 通常時の覚醒よりも強い覚醒状態。
  2. 1人のドラゴン族がもう1人のドラゴン族に力を与えることで移行できる形態。

普通に考えれば1.の説が有力だが、現状ではドラゴン族には対応するペアがいるように見受けられるのが気になるポイントだ(シェフィとゼーン、カヤとイノリ、リンドとヴルム、ホマレと幻境竜后?)。

シェフィがゼーンの力を受け継いでヴァードラッヘになったことを踏まえると、ヴァルムドラッヘもリンドから力をもらって変身するのかもしれない(ヴァードラッヘのように翼の数が増えていたり、リンドの要素が見受けられないから違うかもしれないが)。

また、キャラストーリー内で、カヤはダイゴとの問題を解消できておらず、覚醒時に暴走してしまうという描写がある。一方でイノリは覚醒時のポテンシャルが高いことが示唆されているものの、その全力は発揮しきれていないように見受けられる。

これらのことを踏まえると、カヤがイノリの力を受け継ぐことで龍の卵を認識できるようになりドラッヘ形態になる…という展開がもしかしたらあるかもしれない。

 

幻境竜后の覚醒?

幻境竜后にもドラゴン族らしき特徴は存在したが、現時点でドラゴン族との関連性や覚醒について深く言及されていない。

一応幻境竜后にはドラゴン族に共通する翼や角、紋章といった身体的特徴に加え、目が赤く発光する特徴があることからドラゴン族に関連性があることは間違いない。

ただ、先述した目の発光に関してだが、これは超能力使用時の効果であって覚醒との関連性については説明されていない(画像は第3部第13章幕間ⅩⅥから)。

また、エンドヴィジョン最終戦で幻境竜后のUB『エンドヴィジョン』使用時にも目が赤く発光している。

ドラゴン族は幻境竜后を基に生まれた種族と考えられるため、覚醒という能力も幻境竜后由来と思われる。ただ、肝心の幻境竜后自体の覚醒については謎のままである。

超能力使用時に目が発光したことを考えると、もしかしたら覚醒と超能力には大きな関連性があるのかもしれない。

 

参考文献

美食殿4人の元ネタ・モチーフについて改めて考える

第3部も終盤となり、美食殿4人がそれぞれ覚醒したことから、改めてこの4人の元ネタやモチーフ、名前の由来について考えたいと思う。

なお、シェフィに関しては元ネタ・モチーフだと断定できる情報が少ないため、関連しそうな要素だけピックアップした点はご注意頂きたい。

 

ペコリーヌ

ペコリーヌの元ネタは過去の記事*1でも取り上げた通り、やはり正義や星の女神であるユースティティア*2、アストライアー*3だろう。

第1、2部の頃はあまり掘り下げられなかったが、第3部第15章第2話からは「女神アストライア」の存在が度々フレイヤの口から語られている。

第3部第15章幕間ⅩⅩⅡによるとアストライア王家は神であるアストライアの直系を自称しているらしい。

続く第3部第15章幕間ⅩⅩⅤでは、フレイヤとその姉妹は女神アストライアの再現のために生み出された存在であることが明かされる。

研究者達が王家を乗っ取るためにクローン製造にまで手を出したことから、アストライアの再現体は何らかの力を有していることがわかる。

これに関しては第3部以降の展開で明かされることを期待したい。

 

また、ペコリーヌ(アストライア)の姿だが、背後にティアラ状のオーラ、花嫁のような白い衣装などが印象的だが、原典であるアストライアやユースティティアに関わる「星」や「正義」「天秤」といった印象は少ないように見受けられる。

強いて言うなら、ペコリーヌの持つ剣には白い翼の装飾があり、これはアストライアの有翼の要素に掛かっているかもしれない。

Grand Cru Royalの7話では、メリッサの人格や能力に干渉した"天秤"という存在がいることがハニハニちゃんから示唆される。

同イベントのエピローグでは、おそらくこの"天秤"によってメリッサとハニハニちゃんに力が与えられたことも説明される。

天秤はアストライアと同一視されるユースティティアに関わる要素であることから、"天秤"とは、真のアストライアなのではないかと考える。

真のアストライアに関しては情報が少ないが、これに関しても第3部以降で明らかにされると信じたい。

 

コッコロ

コッコロのモチーフとして挙げられるものは、神曲*4に登場するベアトリーチェと考える。

 

本題に入る前に一度コッコロとイタリア*5の関係性についておさらいしよう。

まず、(ソースは不明で申し訳ないが)コッコロという名前はイタリア語で「かわいらしい子ども」を意味するcoccolo*6が由来とされている。

これは、プリコネにおけるガイド妖精の名前が全てイタリア語から来ていることが理由とされる(フィオ:花*7、ネビア:霧*8、アメス:紫水晶?*9において、主人公を天国へと案内する立場にあることから「導女」とも呼ばれる。

これはコッコロのガイド役という立場と一致する。

 

また、神曲(煉獄篇) *10においてベアトリーチェは白、緑、赤を基調とした衣装を身に纏っており、これらの色はそれぞれ信仰、希望、愛を表すことから重要な要素であることがわかる。

これを受けてコッコロのビジュアルも一度確認してみよう。

コッコロの見た目で特徴的な要素を3つ上げるとしたらベアトリーチェ同様に「白」い髪に、「緑」の衣服、「赤」い目ではないだろうか(赤だけやや強引な気もする)。

 

また、ベアトリーチェは神を信仰する存在として描かれている。

コッコロもアメスに敬称をつけたり、再構築後のアストルムにおいて神とされる父ゾラを敬ったりと、信心深いキャラとして描かれている(ように見える)。

ただ、しりとりドラゴンズでは、「ガイドやく」や「巫女(みこ)」のプリコネ読みが存在することから、コッコロは神と深い関係にあるキャラとして設定されているとも見て取れる。



 

追加でわかったことだが、最近調べた中では日本神話に登場する菊理媛神(ククリヒメのカミ) *11もコッコロとの関連性が高いように感じられた。

菊理媛神は国産みで有名なイザナミとイザナギを仲直りさせたことから、縁結びの神や死者と生者を取り持つ巫女の神とされている。

巫女に関しては先述したしりとりにも関連し、縁結びの神に関してもプリコネが縁(絆?)を結ぶ物語であることからも深い関連することがわかる。

絆、つないで。こころ、結んで。の後編幕間ではコッコロと絆を結んだことから物語が始まったため、それが無いとプリンセスナイトの力を使えないという弊害があることがアメスから言及されている。

ここから転じて、コッコロを縁結びの神(象徴?)と捉えることができるかもしれない。

 

また、菊理媛神は菊の古い発音から「ココロ」をあてて「ココロヒメ」とする説もあるとのこと。コッコロの本名の「こころ」はここから来ているのかもしれない。

 

コッコロ(嚮導幼君)はゾラをモチーフとした形態。
コッコロ(嚮導幼君)のキャラストーリー3話では全ての風を操る精霊のエウロスについて言及している。

5体の精霊は現状幻境竜后の手中にあり、その姿は未だ明かされていないが、第3部以降の展開で関わってくるのだろうか。

 

また、現実のコッコロの苗字の「棗*12」は、主に植物のナツメ*13を指すと思われるが、このワードとコッコロとの関連性は現状見つけられていない。

ただ、下の名前が「こころ」であることを踏まえると、(代表作が「こころ」であるため)夏目漱石*14から着想を得たのかもしれない。

キャル

キャラのモチーフとして考えられるのはそのまんまだが黒猫*15と考えられる。ただ、何かと覇瞳皇帝(カイザーインサイト)とも関連性のある要素が散見される。

 

黒猫は何かと不幸の象徴とされ、魔女とも関連づけられてきた。 キャルの生い立ちが他のキャラに比べて不幸続きなのはこれが由来なのかもしれない。

また、キャルが魔法使いなのも黒猫にある魔女との関連性から発展させていったものと考えられる。

キャルという名前に関してもそのまま猫の英語であるcatから来ているだろう。

 

キャルが黒猫をモチーフとする理由に関しては、キャルと深い関係のある覇瞳皇帝が由来と考えられる。

覇瞳皇帝は白い狐の獣人であることから、モチーフの一つに白狐*16があると考えられ、白狐は幸運の象徴として有名であり、これと対になるようにキャルのモチーフが黒猫になったのではないか?と推測する(仮定が多く少々無理筋な気もする)。 

 

また、現実のキャルの苗字の百地は、現実の覇瞳皇帝の苗字の千里から来ていると考えられる。

二人とも「百」と「千」で数字が先頭に来ているという点で共通点があるが、キャルの方が覇瞳皇帝より一桁小さいことが、キャルと覇瞳皇帝の力関係を表していると言える。

 

キャル(覇瞳天星)は過去の記事*17にある通り、覇瞳皇帝の対となるようにツクヨミと猫又をモチーフにしていると考えられる。

 

シェフィ

シェフィの元ネタに関しては「竜」や「氷」といったワードで色々調べたが決め手となるようなものは現時点では見られなかった。

「シェフィ」「紫布菜」という名前に何か関連性が無いかと思い、これに関しても調査したが決め手となる情報はやはり見つからなかった。

一応名前の響きと似ている単語として、シェフィールド*18(イギリスの工業都市。刃物で有名)、シェフ*19(プロの料理人を意味する英単語。本来であれば「チーフ」という意味)、シルフィード*20(風の精霊)、シフ*21(北欧神話の女神。雪に関連するがシェフィとの関係性は見いだしにくい)、セラフィム*22(天使の最高階位で空飛ぶ蛇とも関連付けられる)、シニフィアンとシニフィエ*23(言語学上の単語で、語の持つ感覚的側面とその語によって意味された概念のこと)など色々挙げられるが、いずれもシェフィとの関連性は薄い、無いと結論付けるしか無かった。

 

第2部第3章第11話ではシェフィに関するコードとして、「CFF9FE」というワードが出ている。

この「CFF9FE」をRGBカラーコードに置き換えると、シェフィの髪色と一致する*24*25

「CFF9FE」という名前をシェフィと置き換えたのが名前の由来なのかもしれない。

 

ちなみにシェフィの苗字である「阿賀斗」に関してはAgata(アガタ)*26から来ている可能性があり、これはギリシャ語で「良い」「善い」を意味する。

話は本筋から外れるが、これはシェフィの兄であるゼーンと関連しており、ゼーンはソクラテスの言葉として有名な「エウ・ゼーン(euzeen):善く生きる」、ゼーンの本名の「善」はその名の通り「善」から来ていると考えられる(画像はシェフィのキャラストーリー11話から)。

そのためゼーンは「善」という単語と深く関連付けられ、これらが名前の由来になっているのではないだろうか。

 

参考文献

*1:ペコリーヌのモチーフについて考察する - プリコネR備忘録

*2:ユースティティア - Wikipedia

*3:アストライアー - Wikipedia

*4:神曲 - Wikipedia

*5:イタリア - Wikipedia

*6:coccolo(イタリア語)の日本語訳、読み方は - コトバンク 伊和辞典

*7:フィオーレ - Wikipedia

*8:nebbia(イタリア語)の日本語訳、読み方は - コトバンク 伊和辞典

*9:ametista(イタリア語)の日本語訳、読み方は - コトバンク 伊和辞典)))。

コッコロもアメスの声を託宣として聞くことができ、ガイド妖精に代わって主人公のガイドをしていたりと、ガイド妖精との関連性も高いことが伺うことができる(画像はコッコロのキャラストーリー4話より)。

これに関連してイタリアとも関係があると言えるだろう。

 

神曲という作品はイタリア文学として有名な作品でもあり、この作品において重要な登場人物の一人がベアトリーチェである。

ベアトリーチェは主人公を煉獄から天国へ導くという立場を取り、神曲(天国篇) ((神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3) | ダンテ, 平川 祐弘 |本 | 通販 | Amazon

*10:神曲 煉獄篇 (河出文庫 タ 2-2) | ダンテ, 平川 祐弘 |本 | 通販 | Amazon

*11:菊理媛神 - Wikipedia

*12:棗 | 漢字一字 | 漢字ペディア

*13:ナツメ - Wikipedia

*14:夏目漱石 - Wikipedia

*15:黒猫 - Wikipedia

*16:白狐 - Wikipedia

*17:キャル(覇瞳天星)のモチーフと覇瞳天星について - プリコネR備忘録

*18:シェフィールド - Wikipedia

*19:シェフ - Wikipedia

*20:シルフ - Wikipedia

*21:シヴ - Wikipedia

*22:熾天使 - Wikipedia

*23:シニフィアンとシニフィエ - Wikipedia

*24:

シェフィ(プリコネ) (しぇふぃ)とは【ピクシブ百科事典】

*25:#cff9feの色見本とカラーコード - 原色大辞典

*26:アガタ - Wikipedia

アルターメイデンの元ネタや武器について

第3部もそろそろ終わるのでアルターメイデンの元ネタやモチーフについて一度振り返ろうと思う。

 

リリ

端末としての名前は「TYPE-R」「アルゲア」

エリスはギリシャ神話のエリスが元ネタの一つと思われるため、エリスの娘の一人のアルゲア(アルゴス)が由来だろう*1

少し余談だがギリシャ神話には他にもアルゴス*2という百の目を持つ巨人がいるが、これとリリとの関連性は見受けられなかった(たまにこの巨人をエリスの娘のアルゲアと同一視する記事もあったりしたので調査の際は注意が必要)。

 

古代ギリシャ語においてアルゲア(Ἄλγεα)は「痛み」「苦痛」「不幸」を意味する*3

アルゲアという単語は主に上記の意味で使われ、リリ(フォールン)に関係する「悲嘆」という意味ではアルゴス(Αλγος)という別の読みの単語が使われることが多い。

なお、アルゴスには異なる綴りでἌργοςというものがある。これはギリシア神話では百の目を持つ巨人*4やそれに由来する都市、オデュッセウスに登場する犬*5などがあるがこれとリリとの関連性は特に見受けられなかった。

 

リリという名前にはいくつかの意味が考えられ、一つは英語で百合を意味するLilyから来ていると考えられる。

リリの衣装を見てみると、肩当てや袴は百合の花のように見える。

白百合は純血の象徴でもあり*6、大和撫子のイメージから百合の花を連想付けたのかもしれない。

 

通常形態での武器は薙刀*7(画像は第3部第5章第1話から、以降注釈の無いムービーの画像は同話のものである)。

薙刀は乙女の嗜みというイメージが強いため大和撫子なリリに合わせて設定されたのだと思われる。

 

また、プリンセスコネクト!Re:Diveというタイトルにおいて、「プリンセス」がペコリーヌ、「コネクト」がユイ(結い)と対応するのでリリは「Re」要素を指しているのでは、と考えられる。

第3部の世界が再々構築の世界であることを踏まえると、ReRebuildという意味合いから来ているとも考えられ、元はエリスの配下にいたが復活して美食殿達と仲間になったり、Re:birth maidenイベントで堕天使(フォールン)から戦乙女(ヴァルキュリア)に変わったりとRebirth(再誕)やReverse(反転)という単語とも深く関係がありそうだ。

 

現実での名前は徳川莉々。

その苗字と家柄から、日本史で有名な徳川家の者*8と考えられる。

動物に好かれる体質は、徳川綱吉*9によって制定された法令の生類憐みの令*10(犬・猫、魚、虫など多岐に渡る動物を保護しようという法)から来ていると考えられる(画像は第3部第2章第2話から)。

 

クリア

端末としての名前は「TYPE-R」「レーテ」

元ネタはギリシャ神話のエリスの娘の一人のレーテ(レテ((レーテー - Wikipedia))から来ている。

レーテ(Lēthē)は古代ギリシア語では「忘却」「隠匿」を意味する。これに由来してかクリアも秘密主義的な性格をしている。

一方で、「クリア」という名前(プレイヤーネーム)は英単語のclear(明瞭である、はっきりしている)((英語「clear」の意味・読み方・表現 | Weblio英和辞書))から来ていると考えられ、これは先述したクリアの性質とは真逆の意味合いになっている。

あるいは、アルターメイデン初結成時の悲劇を他二人よりも明確に意識しているからこの名前なのかもしれない。

 

通常形態での武器はハートと左右で大きさの違う翼の意匠が印象的な杖。

ヴァルキュリアでの武器の変化を踏まえると、片翼が小さいのは自身の治癒能力の使用を抑えていたりクリアの未熟な部分を示しているのかもしれない。

 

現実での名前は久央りあ。

名前の由来は、タイプQのイニシャルと現実でのキャラストーリーから、感覚質(感覚的な意識や経験)を意味するクオリア(qualia)から来ていると考えられる。

クオリアは意識的・主観的なものであり、それ自体を言葉で表せず、本人にしかわからないという性質を持つ((https://ja.wikipedia.org/wiki/逆転クオリア))例として、自分の見ている「赤色」が、他の人の見ている「赤色」と同じ色なのかは言語的に説明することができないことなど)

自分の秘密を打ち明けられなかったり、聖女に対して嫌悪感を抱いていることをなかなか意思表示できないクリアの性格を、このクオリアの性質に当てはめているのかもしれない。

 

プレシア

端末としての名前は「TYPE-P」「デュスノミア」

元ネタはギリシャ神話のエリスの娘の一人のデュスノミアー*11から来ている。

デュスノミアー(Δυσνομία)には秩序の破壊という意味があり、「不法」の女神とされる。同じくエリスの娘であるアーテー(破滅)*12と共に行動するからか、プリコネではこの「破滅」の要素もプレシアと関連付けられている。

ICPO(国際刑事警察機構)に所属していたアゾールドを父親を持ち、プレシア自身も正義に対して強い拘りを持っているが、それと反するように「不法」の名を押し付けられてしまっている。

 

通常形態での武器は大型のナイフとフォーク。

大食いキャラなので、それを反映してこのような武器が設定されたのだと考えられる。なお、刃物のような形状をしているものの実際に近接戦闘を行った場面はない。

プレシアが魔法の天才であることを踏まえるとあくまで杖であると考えた方が良さそうだ。

 

現実での名前はプレシア・ワイズマン。

プレシアの名前の由来は確証生えられていないが、「貴重な、高価な」を意味するprecious*13や「喜び、楽しみ」を意味するpleasure*14辺りだろうか。

娘を想うアゾールドのことを考えると、ポジティブな意味合いを名前に多く込めていても不思議ではない。

 

ワイズマンは(アゾールドの記事*15でも紹介したが)賢者、魔法使いという意味があり、裏世界に行くためのゲートを探知したりと魔法に対して天才的なセンスを持つことはこれが由来と思われる(画像は第3部第1章第3話から)。

 

フォールン(Fallen Angel Intelligence)

エリスの端末時の形態。

黒い装甲に、頭上に割れた天使の輪、濃い色の翼と堕天使のような姿が特徴的。また、武器や衣服などに鎖が巻き付いているのも共通している。

第3部でアルターメイデンの3人は主にこの形態で戦う。

この章では主にフォールン形態で扱う武器や戦闘方法について言及する。

 

リリは大鎌を武器として扱う。大鎌の特性か、リリの技能かは不明だが大きく切り払うことで広範囲を切り裂くことができる。

大鎌*16*17は本来であれば武器ではなく農具で、麦や牧草を刈る際に用いられる。ただ、「生命を刈り取るもの」のイメージから、死神の象徴ともされており、他の創作物でも「死」「死神」と関係があるキャラクター等が使うことが多いように見受けられる。

 

クリアの武器は剣と盾で、特に盾のビジュアルは拷問具の鉄の処女*18から来ていると考えられる。

鉄の処女は、聖母を象った高さ2メートルほどの大きさで中が空洞の人形である。鉄の処女の内部の空洞に人を入れ、扉が閉じられると扉の内側についた多くの棘で内部の人を突き刺すという仕組みである。

盾の上部にある顔は変身前のクリアを象っており、本来であれば扉の内側につくはずの棘が外側に突き出ている意匠には、聖女という立場への憎しみや、自身の内心を見て欲しくないという心情が表れているのかもしれない。

また、鉄の処女は英語でアイアン・メイデン(Iron Maiden)とも呼ばれる。

エリスの端末の頃は剣も盾も大きく、盾から出る刃も長くなっている。

戦闘時は盾で攻撃を防ぎつつ、相手の懐に飛び込んで切り伏せるという描写が多い(画像は第3部第1章第4話から)。描写が流石にエグいからか、刃の生えた盾でシールドバッシュするという戦法は確認できなかった(盾の刃部分が相手に突き刺さることで盾が引き抜けなくなるというリスクを加味しているのかも)。

また、クリミナルルーキー第6話では鎖を使ってミソラの銃を投げ飛ばすという描写もあった(他の二人にも鎖はついているがこの鎖を戦闘で用いたのは多分クリアだけ)。

 

プレシアの武器は頭部の無い少女の装飾がついた杖。

頭部の無い人型で特に有名なのはデュラハン*19で、死人が出る家の元に現れる悪しき妖精とされる。

戦闘時はこの杖から魔法を出す(画像は第3部第2章第2話から)。

クリミナルルーキー第6話では防御魔法の展開もしている。

 

死神を暗喩する鎌、拷問具であるアイアン・メイデン、同じく死神のようなデュラハンをあしらった杖など、フォールンの武器からは「死」を連想する要素が多いように見受けられる。

3人ともエリュシオンの使徒として多くのプレイヤーをロストさせる様相を死と関連付けられ、死神や拷問具を象った武器が与えられたのかもしれない。

 

また、フォールンに共通する能力・技として、「シャドウ・スプリット」が挙げられる。

シャドウ・スプリットはその名の通り、自身のシャドウを生成する技で、劇中ではシャドウを用いることで手数を増やす手段として利用している。

また、エリスの端末の際も使用していた技として、「シャドウ・ランページ」がある。これはシャドウを自爆させる特攻攻撃で頑強なロランドの有効打となる技だが、自身の魂(情報?)に深く干渉するためかステータスがNPCに近づいていくらしい(画像は第3部第12章第5話から)。

また、シャドウは魂(情報)をコピーすることで生成され、シャドウを壊すと本体にも影響があり、最終的にはロストではなく魂の消滅のリスクがある(画像は第3部第14章幕間ⅩⅩⅠから)。先述したシャドウ・ランページによるNPC化はこれが原因と考えられる。

 

ヴァルキュリア(variant version: valkyria)

グルーヌイが幻境竜后からもらったリソースをベースに、ネネカのデザインとエリスの承認によって作られたアルターメイデン専用のジョブ、変身形態(画像はRe:birth maidenエンディングから)。

初出はRe:birth maiden6話で、名前の由来はネネカも言及している通り、古エッダや北欧神話における死者の魂を導く女であるヴァルキュリアを指す*20

また、ヴァルキュリアは日本語では戦乙女とも訳され、これは後述するメイデン(=乙女)とも掛かっていると考えられる。

 

フォールンの時の姿とは一転して全員白い天使のような衣装を身に纏う。

シャドウによる分身攻撃の戦法を捨てたことからエリスと決別したことを示しているのかもしれない。

また、3人とも、共通して槍のような形状の杖を武器としている。戦闘時には槍の先端にオーラ状の刃や装飾がつくことで固有の武器に変化する。

 

ヤトガミの負のエネルギーを相殺・浄化する能力を持ち、劇中ではロストした人間の魂をログアウトさせてもいる。

 

リリは通常形態の薙刀とフォールン形態での鎌が合体し、ハルバードになる。

また、Re:birth maidenのEDでのこのポーズはギリシャ神話の知恵・戦争を司る女神アテナから来ていると考えられる*21*22

クリアは通常時のハートの杖に二枚の翼のオーラがつくようになった(画像はRe:birth maidenエンディングから)。通常形態時の片翼の意匠を踏まえると、正しく飛べる形となり、クリアが成長したことを表しているのかもしれない。

プレシアは通常形態でのフォークがより鋭利になり、三叉槍のような形を取るようになった(鋭利になったのは通常形態のナイフの要素を取り入れてるのかもしれない)。

 

3人に共通する技にシャイン・エンゲージが挙げられる。

シャドウ・スプリットを和訳すると「影の分断(分離)」になるので、それと対になるように「光の婚約(婚姻)」という意味の名が技になったのだと考えられる。

シャイン・エンゲージはシャドウ・スプリットのようにシャドウによる手数を増やす戦法ではなく、アルターメイデンの3人が協力する形で発動する。

 

リリの「シャイン・エンゲージ -希鎌-」はプレシア、クリアが敵を拘束してからリリが切り伏せるという連携技である。

クリアの「シャイン・エンゲージ -愛棘-」はリリが連続攻撃を繰り出している間にプレシアが出した魔力の球体(?)を基に新たに球体を生成し、敵に当てるという技である。余談だが最初のリリの攻撃は「シャドウ・スプリット -嘆鎌-」と同種の動きだが、フォールン時のシャドウによる分身攻撃ではなく、リリ自身が高速で繰り出すという形に変化しており、リリの成長が垣間見える。

プレシアの「シャイン・エンゲージ -祝杖-」は、リリとクリアのサポートを受けてプレシアが巨大な光線を放射するという技である。

これらのUBの特徴から見てわかる通り、フォールン時の1人1人がシャドウを用いて成立させていた連携攻撃から一転して、3人で連携・協力することによる攻撃という形に変化している。
ヴァルキュリアになったことで1人1人が強くなったのではなく、ギルド全体の結束が強まったということを表しているのかもしれない。

アルターメイデンというギルド名

アルター(alter)は「変化する」「変わる」*23、メイデン(maiden)は「乙女」「処女」*24を意味する英単語である。

そのまま訳するなら「変化する乙女」という意味だろうか。

また、クリア(フォールン)の持つが盾のデザインが拷問具のアイアンメイデンであることと、エリスの端末となったことを悔やんでいることから、第三部開始時点では己の罪に苦しむ罪人たちというニュアンスを感じる。

 

第3部第14章幕間ⅩⅩでは3人でつけたギルド名であることが判明。

ダイブしたばかりの初心者3人組で結成したことから、これから成長することを願って「アルターメイデン」という名前にしたのかもしれない。

また、一般のプレイヤーからエリスの端末へ、エリスの端末から抜け出してフォールンの力を持ったプレイヤーへ、フォールンの力を捨て(?)真に戦「乙女」へと変わっていく様は「アルターメイデン」という表現によく合っているだろう。

 

参考文献

 

 

裏世界のプリンセスとその元ネタについてまとめる

ある程度情報も出揃ったと思うので、一度プリコネの各世界のプリンセスの元ネタについてまとめてみる。

 

ライラエル

ジオ・テオゴニアのプリンセス。

 

元ネタはエノク書に登場する夜の天使であるレリエル*1。懐妊を司る天使でもあり、その際の名前がライラエルでありこれが名前の由来と思われる。また、レリエル・ライラエルの名前はヘブライ語では夜を意味するライラー*2が由来で、この単語はメソポタミアにおける女性の悪霊・妖怪であり、アダムの妻であるリリス(リリス - Wikipedia)と結びつけられる。

 

2024年のクリスマスイベント「ラブ&パニッシュメント 悪魔が届けるクリスマス」ではライラエルはバラキエルという別の天使と習合(融合)していることが明かされた(画像は同イベントの第5話から)。

バラキエルは、ライラエルとは違い、人間を見下したりと冷徹な性格をしている。

ライラエルの傲慢モード時の振る舞いはバラキエルの影響を受けているらしく、夢の中のバラキエルも傲慢モードのライラエルと同じ口調をしている。

 

ただ、ライラエルに力を託したり、ライラエルと和解していたことからそこまで険悪な仲ではないと思われる。

 

バラキエルは、「神の祝福」という同名の天使もしくは「神の雷光」を意味する同名の堕天使が元ネタである*3*4*5
ライラエルが王家の装備を通して雷を使うのもこれが由来だと思われる。

また、バラキエルのイコンには白いバラがあり、ライラエルも頭の右側に白いバラの髪飾りをつけている。

 

バラキエルのことを忘れないためか理由は不明だが、現実では祓樹 える(ばらき える)と名乗っている。

種族は元ネタ同様に天使で、ライラエルのキャラストーリー4話ではティアにより夢を見せられていることをすぐ察知したり、一言発して一般人達に軽めの暗示(もしくは行動の強制?)をかけたり、背中から翼を出して飛ぶことができる。

4枚の翼を持つことから、天使の中でも高い身分に位置することがわかる。

 

ちなみに、傲慢であることを諫める存在として雷撃というものがしばしば出る。
このことから、傲慢の王家の装備の所有者は雷と関連づけられ、雷からバラキエルをモデルにしたのではないかと考えられる*6

殿も御存じのごとく、動物の中でも神の雷撃に打たれますのは際立って大きいものばかりで、神は彼らの思い上がりを許し給わぬのでございますが、微小のものは一向に神の忌諱(きい)にふれません。また家や立木にいたしましても、雷撃を蒙るのは常に必ず最大のものに限られておりますことは、これまた御存じのとおりで、神は他にぬきんでたものはことごとくこれをおとしめ給うのが習いでございます。神明(しんめい)はご自身以外の何物も驕慢の心を抱くことを許し給わぬからでございます。(Ⅶ.10)

 

第3部第13章第4話によると、ライラエルは「彼」と呼ばれる者の提案でアストルムに来たらしい。

「出来たばかりのこの世界」という発言から踏まえると、「彼」の正体はレジェンドオブアストルム開発に深く関わっていた棗宙(嚮導老君)が有力と思われる。

ラブ&パニッシュメント第5話のバラキエルの発言から、ライラエルがLoAに来た目的は人の代わりに愛せる存在を見出すためと思われる。

 

グラン・クリュはパルフェクト。

レインボーシュガシュガフルーツから作った至高の虹色タルトで覚醒。

スキルに何かと機械らしいワードが入っていたり、専用バフの「エクスマキナ」というワードや、機械的な装飾から、モチーフはデウス・エクス・マキナと考えられる*7

デウス・エクス・マキナとは、劇の内容が錯綜して解決困難な局面に陥った時、絶対的な力を持つ存在(神)が現れ、(強引に)物語を収束させるという演劇における演出技法を指す。


パルフェクトという名はスイーツのパルフェ(パフェ)と「完全」などを意味する「パーフェクト(perfect)」から来ていると考えられる*8

ちなみにパルフェの語源はフランス語で「完全な」を意味するparfaitから来ており、実質的には「完全」という意味の単語が二つ混ざっている。

 

また、「完全」というワードからの連想に過ぎないが、キリスト教には完徳(perfectio)という概念がある*9*10*11

完徳とは神が持つ完全性を指す言葉で、人間もこれに倣って完全になろうという話でしばしば用いられる。

 

デウス・エクス・マキナをモチーフにしているものの専用バフの名前は「デウス(神)」を抜いた「エクスマキナ(機械によって)」としていることを踏まえると、神ではないもののライラエルが神(の完徳)に近づいているということを表しているのかもしれない。

 

ネフィ=ネラ

ジオ・ゲヘナのプリンセス。

本名はネフィリム=ネビュラ。

ネフィリムとは、人間の女性と神or天使or巨人(文献によって異なる)から産まれた巨人*12を指す。

 

ネビュラ(nebula)は「星雲」を意味する英単語*13*14

星雲とは、重力的にまとまりをもった宇宙塵(宇宙空間に分布する1mm以下の固体の粒子((宇宙塵 - Wikipedia))や星間ガス(宇宙空間に漂う水素やヘリウムを主体とした気体)((星間ガス - Wikipedia))などから成る、雲のように広がった天体である。

 

ネフィ=ネラがスキルで使用する環境効果の「妨魔塵」は、この宇宙塵が由来だと思われる。

nebulaの語源は「雲」を意味するラテン語である((英語「nebula」の意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書))。

さらにルーツを辿ると、ギリシャ語では「雲」はネペレー(nephele)、ネフォス(νεφος)と呼び、これがラテン語のnebulaの語源になったと考えられる((nepheleの読み方・発音・意味|雲のギリシャ語:ネーミング辞典))。

 

これらの情報から、ネフィ=ネラの強大さと全容の掴みにくい雰囲気を雲や星雲に関連づけているのかもしれない。

 

通常時のUBの「滅裂万化・輪廻転掌」は滅裂(支離滅裂?)、千変万化、輪廻転生((輪廻 - Wikipedia))といった単語が由来と思われる。

輪廻転生は、ヒンドゥー教、仏教などに登場する概念で、生物が永劫生と死を繰り返し続けることを指す。

これらの単語はいずれも何かしらに「変化する」という意味で共通点があるように見受けられる。

 

鬼面仏心のUBは「天元万化・鬼神仏掌」と言い、第3部第14章幕間ⅩⅧでは「滅裂万化──破幻・雲散霧掌」((雲散霧消(ウンサンムショウ)とは? 意味や使い方 - コトバンク))という技を披露している。

ここから、ネフィ=ネラの大技はいずれも「◯◯万化・◯◯◯掌」という形を取ることがわかる。

 

現実での名前は志木場 禰󠄀羅(しきば ねら)。

LoA内での姿とは違い、大人の姿をしている。

LoA内ではスライムの妖魔人(モンストロン)ということになっているが、現実での正体は未だに謎が多い。
ネフィ=ネラのキャラストーリー4話では、自分の正体に関する情報を小出しにしており、下記にそれらの情報をまとめる。

  • 鉄の軟泥(スライム)であるため、姿形はどのようにでも変えられる。
  • (人間の)大人から子どもサイズの変化は五十歩百歩程度と感じるほど、本来の姿は遥かに大きい。
  • 天使や悪魔よりも古くから存在する存在だからか、人間の感情については理解しきれていない。
  • 長い間地の深くに欠片として埋もれていたが、然る南方の島嶼にある平穏な小国(多分琉球王国?)((琉球王国 - Wikipedia))の貴人の元に辿り着き、その時の貴人の姿がネフィ=ネラの現在の姿になっている。
  • ネア(寝亜)はその貴人の子孫。
  • ネアが生まれる1世紀近く前(大体1900年頃)に小国に日本の士卒が来て(琉球処分?)((琉球処分 - Wikipedia))、その際に日本文化(トーゴク趣味)について知った。

沖縄に関連する話として、ニライカナイという伝承上の理想郷((ニライカナイ - Wikipedia))がある。

琉球の各地域によってはこのニライカナイの呼び方が異なり、中でも徳之島ではこのニライカナイとニライカナイの神を「ネラ」と呼ぶ((徳之島町/尾母方言~ネ行~))。

過去沖縄にいたと考えられることから、現実及びLoA内での「ネラ」という名前はここから来ているのかもしれない。

 

 

また、鬼面仏心のキャラストーリー4話の情報を合わせると下記の通り。

  • 華氏1万度(=摂氏5537度)の場所で産まれた。
  • 時間感覚が人とズレすぎているせいで、主人公を老人にするほど時間を共にしてしまう。
  • ティアの調べた限りでは現実でもVRでもバケモノで鉄の化生。
  • 意識が芽生えたのはそこまで古くはないが、肉体年齢は46億歳ほど。

第3部第15章の幕間ⅩⅩⅢでティアはネフィ=ネラのことを「ほぼほぼFe(鉄)、たまにNi(ニッケル)オンナ」と呼称している。

 

ネアがノーマルなスライムであることを踏まえると、モチーフの一つとしてメタルスライムがあると思われる((メタルスライム (めたるすらいむ)とは【ピクシブ百科事典】))画像は第3部第5章第6話から)。

ただ、ネフィ=ネラのキャラクターストーリー4話でティアがネフィ=ネラの正体に疑問を抱いていることから、単純に「鉄のスライム」という訳では無さそう。

ちなみにこの現実の姿は、LoA内でも見せることが可能で、メインストーリーの第3部第14章幕間ⅩⅨで披露している。第3部第15章第1話では本生譚(ジャータカ)*15と唱えることで現実の姿に変身している(LoA内ではこの呪文を唱えないと姿形を大きく変えられないのだろうか?)。

ジャータカとは仏教で、釈迦がインドに生まれる前にヒトや動物として生を受けていた前世の物語らしい。

 

ネフィ=ネラの正体と確信が持てる情報は少ないが、地球の年齢も46億年であることを踏まえると、ネフィ=ネラは地球ができたときから存在する生命体ということになる。

また、他のプリンセスが天使や巫女など神と関係する性質上神話に関係ある生物や存在なのかもしれない。

 

現時点でネフィ=ネラのモチーフと思わしき神話上の存在として、ヴィシュヌ*16*17とヴィシュヌの化身と看做される観音菩薩*18が挙げられる。

ヴィシュヌはヒンドゥー教(インド神話)における神であり、仏教においては有力な天人、守護神である。

ヒンドゥー教のヴィシュヌ派においては、ヴィシュヌは形の無いブラフマン(インド哲学における宇宙の根理)と同一視されており、これはネフィ=ネラの特定の形を持たない点や変化する点と一致する。

 

また、世界の秩序を回復させる際にヴィシュヌはナーガ*19という蛇の上に寝そべる。ネフィ=ネラも平時は蛇(ウワバミ)の背に乗っている(画像は第3部第5章第2話から)。

また、ナーガは怒ると旱魃に、宥められると雨を降らすという天気を制御する力を持っている。このナーガと同じようにインド神話に登場する蛇としてヴリトラ*20がいる。

ヴリトラは(ナーガのように)水を閉じ込めて旱魃を起こすとされている巨大な蛇の怪物で、蜘蛛や雲と描写されることもある。現代的な解釈では、ヴリトラは山に水を閉じ込めて旱魃を引き起こすことから雲の象徴ともされたり、冬の巨人と呼ばれたりもする。

プラーナ文献と呼ばれるヒンドゥー教の聖典では、ヴリトラの外見は黄色い目と黒い肌をした巨人であったとされる。

これらの特徴はネフィ=ネラの名前でもあるネフィリム(巨人)、ネビュラ(雲)に一致する。

これらの点から六凶の「蛇」としての立ち位置から、ネフィリム=ネビュラという名を名乗り、蛇を絡めた姿形を取るようになったのではないかと考える。

 

観音菩薩は世を救済する際に、民の性格や器に応じて、種々の形体を現じる。

この種々の形態の考え方から、六観音、七観音、三十三観音など多様多種な別身(観音像)が作られるようになり、密教の教義により千手観音など、変化観音と呼ばれる様々な形の像が作られるようにもなった。ネフィ=ネラのUBに「掌」「万化」という単語が絡んでくるのはここが理由かもしれない。

 

グラン・クリュは鬼面仏心。

噴火横綱猪神の骨付き肉で作った至高の溶岩ステーキで覚醒。

 

鬼面仏心という言葉は「恐ろしい顔をしているものの、性格は穏やかである」と言う四字熟語で、強い力を持つものの人に寄り添おうとするネフィ=ネラ(とストーリー内で他種族を助けるジオ・ゲヘナの民?)の性質に由来すると考えられる*21

 

元ネタは通常形態同様にヴィシュヌと考えられるが、通常が仏教のヴィシュヌに近いのに対し、鬼面仏心の方はヒンドゥー教の方のヴィシュヌに近いように見受けられる。

 

まずヒンドゥー教のヴィシュヌには4つ腕があり、下の左手にパドマ(蓮の花)、下の右手にカウモーダキー(棍棒)、上の左手にパーンチャジャニヤ(法螺貝)、上の右手にスダルシャナ・チャクラを持っている*22

ネフィ=ネラ(鬼面仏心)も、スライムから4つの腕が生え、同じ手に同様のアイテムを持っている。

更に、蓮の花の上に座る姿まで一致している。

 

ヴィシュヌという名前には「遍く満たす」という意味があり、ネフィ=ネラ(鬼面仏心)が光属性なのもこの遍く満たすという性質を、太陽の光と見立てているためと考えられる。

 

また、スキルの蛇落印は、観音菩薩が降り立つとされる浄土・伝説上の山とされる補陀落(ふだらく)が由来と思われる。

ヴィシュヌのアバターラ(化身)の一つにヴァラーハ*23というものがあり、これは猪の姿をしているらしい。憤怒横綱猪神の元ネタはこれかもしれない。

 

最後に余談だが、ラテン語のnebulaには「霧」という意味もあり、ジオ・ニヴルヘルの由来となったニヴルヘイム(Niflheimr)は霧の国という意味である*24*25

さらに「霧」を意味するイタリア語の名詞にnebbia(ネビア)があり、これもラテン語のnebulaを由来としている。

ネビアは「幻影湖の霧」を扱う妖精であるため、「霧」という単語がそのまま由来となっている。

ジオ・ニヴルヘルやネビアとネフィ=ネラは深い関連性がある訳ではないが一つの単語が他の要素とつながるということに不思議な面白さを感じる。

 

ヴァイオレット

ジオ・ニヴルヘルのプリンセス。

元ネタはグラン・クリュにも関わるがイザナミ*26と思われる。

イザナミの有名なエピソードの一つに、イザナミの死後、冥界(黄泉の国)*27で自身の死体をイザナギ(イザナミの夫)に見られるというものがある。

第3部第11〜12章でヴァイオレットはゾンビとなって腐敗した姿を主人公に目撃されてしまうというシーンがあり、これはこのイザナミのエピソードから着想を得た可能性が高い。

また、イザナミは黄泉津大神とも言われる神で、冥界との関連性も深い。

 

現実では、菫(すみれ)と名乗る。

菫のモチーフとして、弟橘媛*28が考えられる。

弟橘媛は日本神話や古事記に登場するヤマトタケルの妃であり、ヤマトタケルとの遠征中に海神の怒りを鎮めるために海に入ったというエピソードがある。

菫は異世界の脅威から民を守るために犠牲になったという差異はあるものの、海へ身を捧げたという点は一致している。

また、弟橘媛は巫女という説が存在する。

ここから連想して、服装やティアの「巫女さんとかのオリジナル」「二千年とか(もっと前の存在)?」といった発言から、かつての日本(邪馬台国)で巫女として有名な卑弥呼*29もモチーフとしてあるのではないかと考えられる。

 

グラン・クリュはイサナミ。

海老ピレオで覚醒。

イサナミという名前は先述したイザナミと、クジラの古名である勇魚(いさな)*30から来ていると考えられる。

また、これは偶然かもしれないが、水を扱う性質上「波」とも掛かっているかもしれない。

 

Grand Cru Royal5章ではイサナミ変身時の口上(のようなもの?)を唱えている。

白鯨はハーマン・メルヴィルの長編小説「白鯨」に登場する白いマッコウクジラのモービィ・ディック*31、またはその元ネタとなったモカ・ディック*32を指すものと思われる。

モービィ・ディックは最終盤で日本海近隣で出現するため、ヴァイオレットの出身の日本とも関わりがある。

 

また、Fauna of whale fallsとは、鯨骨生物群集(深海において沈降したクジラの死骸を中心に形成される生物の群集・集団)*33のことを指す。

ジオ・ニヴルヘルの王城である巨鯨城もこれが由来と考えられる。

ネプテリオンやクイーンウタクラゲの幼体といった海洋生物を使役していることと、天女のような衣装から、イサナミのモチーフには浦島太郎の乙姫*34もあると考えられる。

まず乙姫の住む竜宮城は海の底にある存在する世界である。竜宮城は、常世の国(海の彼方にある理想郷、死語の世界)*35とも同一視される。

ジオ・ニヴルヘル(特に巨鯨城付近)の景観などはこの竜宮城・常世の国から着想を得ており、覚醒したヴァイオレットには竜宮城の主人である乙姫を当てはめた、と考えられる。

 

第3部第12章で顕著に現れる場面だが、ヴァイオレットは覚悟を決めた際に「勇気を」と口にすることが多い。ここから転じて、グラン・クリュの名称もイサナミとなったのかもしれない。

海老ピレオの名前の由来は、Grand Cru Royal5章でグレイスが言及していたがエンピレオ(至高天)*36から来ており、これと海老を混ぜた単語だろう。

エンピレオは神曲という叙事詩における天国の最上層であり、主人公であるダンテが最後に訪れる場所でもある。

 

参考文献

 

 

 

 

キャル(覇瞳天星)のモチーフと覇瞳天星について

第3部第14章にてようやくキャルの新フォームのキャル(覇瞳天星)が登場した。

キャル(覇瞳天星)の衣装は、覇瞳皇帝(カイザーインサイト)から来ていることがわかるが、それとは別にもう2つ別のモチーフが取り入れられていると推察できる。

今回の記事ではこの衣装から、キャル(覇瞳天星)の2つのモチーフについての説明をする。

また、最後におまけとして権能の覇瞳天星についての内容もまとめる。

 

キャル(覇瞳天星)のモチーフ

1つは日本神話に登場する神のツクヨミ*1*2

もう1つは猫の妖怪の猫又である*3

 

まずツクヨミは覇瞳皇帝のモデルと考えられるアマテラスの弟神であり、月の神でもある。

覇瞳皇帝のモデルがアマテラスであることについては下記記事を参照。

七冠「王」と「神」が元ネタ説(前編) - プリコネR備忘録

ただ、ツクヨミに関しては逸話が少ない神であるためか、キャル(覇瞳天星)の場合はツクヨミというよりも月というものの関連性が深いように見受けられた。

そのため、ここではキャルがどう月と関係があるのかについて説明をする。

 

まず、キャル(覇瞳天星)の衣装を見てみよう。覇瞳皇帝の衣装を踏襲していることにまず目を奪われるが、よく見るとあちこちに月の意匠が散りばめられていることがわかる。

杖や左耳側の髪飾りやスカートのアクセサリーには「三日月」、右耳側の髪飾りには「半月」の意匠がある。また、背中のリングは内側が空洞であることからおそらく「新月」を表していると考えられる。

設定ラフ画*4なども見てみると、I案では背後のリングが三日月状になっていることからも月を意識していることがわかる。

ここまで月の意匠があるにも関わらず、「満月」の意匠が見受けられないのは、覇王皇帝に一歩届かない(=太陽の光を全て受け止めるほどではない)というキャルの心理を示していると考えられる。

 

キャル(覇瞳天星)のUBでも背景に月が登場する。

ついでにキャル(覇瞳天星)のUBの元ネタの覇瞳皇帝のUBも見てみよう。覇瞳皇帝の背後には太陽のようなものは出現しないものの、青いオーラのようなものが代わりに出現する。

キャルには自分一人で輝けない(=太陽の光がないと輝けない)天体である月が出ている一方で、覇瞳皇帝は自らが光輝ける存在である(=自身が太陽である)ということを表しているのかもしれない。

 

ここから猫又の詳細な説明に入ろう。

猫又は猫の妖怪であり、山の中にいる獣としてのものと、年老いた猫が化けたものの2種類があり、キャルの場合後者を指していると考えられる。

画像を見ればわかる通り、後ろの髪2本が覇瞳皇帝のような白髪になっていることがわかる。また、杖の装飾の猫も尾が2本に増えている。

覇瞳皇帝のモチーフに九尾の狐があるため、尾の本数をその人物の強さの指標とするなら、単純計算でキャルは覇瞳皇帝の2/9個分の強さを得たと捉えることができる。

 

覇瞳天星とは

第3部第16章第4話にて改めて説明されたが、覇瞳天星とは演算による未来予知と、魔力の奪取と最適化による破壊を極めた魔法のことらしい。

前者に関してはよく知られていると思うが、UBの覇瞳天星・滅光などが後者に該当すると思われる。

無印の、その瞳に映るもの1話で、晶は覇瞳天星を「アストルムの全てをデータとして閲覧する能力」と分析している。アバターの筋肉・神経の動きを見て相手が次にどう動くかすぐに分かるらしい。

第1部では本調子ではない(もしくはエリスとの戦いのために力を温存していた?)からか、魔物やシャドウを端末にして、そこから得た情報を使って相手の行動を予測していた。

ただ、この覇瞳天星は端末化した魔物の状態に依存するためか、端末が倒されたりマサキの煌輝創正(デカダントライト)でバグらされたりすると予測の精度が落ちると言う欠陥がある(画像は第1部第14章第6話より)。

第2部などこれ以降の話では本調子を取り戻したからか、無印と同じように特に制限のない覇瞳天星を使用している。

 

キャルが覇瞳天星を使用する際は左目に紫色の炎状のオーラが出る(覇瞳皇帝も左目に同様のオーラが出ることはあるが、覇瞳天星の運用とは無関係)。

ただ、デメリットとして、全身に(特に脳への)負荷がかかるという欠陥がある(画像は第3部第16章幕間ⅩⅩⅥとキャル(覇瞳天星)のキャラストーリー1話より)

ただ、キャル(覇瞳天星)のキャラストーリー4話で最終的に鼻血が出なくなったので上記の欠点に関してはある程度克服したと思われる。

また、無印のその瞳に映るもの1話で、晶が覇瞳天星を使用することで常人ならば脳がイカれると言及したり、「ダイブ・アストルム 七つの願いと創世の残響」の残響・覇瞳皇帝にて開発段階のアストルムで覇瞳皇帝が覇瞳天星にかかる脳の負担が大きいと言及していることから、そもそも脳に負担がかかる能力であることは前々から説明されている。

ちなみにキャルの覇瞳天星は30年先という長期的な未来も見えるらしい(画像はキャル(覇瞳天星)のキャラストーリー2話より)。

キャルのアレンジも入っているためどこまで精度があるかは不明だが、キャル独自の方向で覇瞳天星の別の形を発現しているのかもしれない(劇中の描写がないだけで覇瞳皇帝も似たようなことはできるかもしれないが)。

 

「, And I Will 掴み取るこの手で」では覇瞳皇帝の複製も覇瞳天星を行使できる(画像は「, And I Will 掴み取るこの手で」の第5話より)。

AIでも七冠の権能を使えることには驚いたが、劇中ではなぜか未来予知を使う場面がないという点が気になった。

 

複製されたAIであるためデータの閲覧のみに用途が限定されており、未来予知を使えないということも考えられるが、複製された覇瞳皇帝は並行世界の未来を望まない存在だったので、未来を掴むような予知に関しては自ら使用しないように律していたのではないかとも考えられる。

 

参考文献

アルシャトについてまとめる

本記事では第3部から登場する敵キャラクターであるアルシャトについてまとめる。

 

アルシャトとは

アルシャトは第3部から登場する幻境竜后のプリンセスナイトの一人。

第3部第13章第5話で初めて登場するがこの時はシルエットと少しのセリフだけで、本格的に動き出すのは第3部第14章第1話からである。

露出度の激しい衣装と山羊のような赤い角に黒い天使の翼が特徴的なキャラである。よく見ると尻尾も生えている。

また、山羊繋がりであるからか角や翼の意匠は12月のクランバトルのボスのアルゲティのものと酷似している。

『色欲(ルクスリア)』と一体化している影響で、相手を誘惑するような淫猥な発言が目立つ。(クリア、ヴルム、フレイヤなど)敵味方問わず周囲を煽るような発言も多く、相手の感情を煽ったり逆撫でして刺激する描写も多い。

未だに謎の多い存在だが、第3部幕間XVIIIではネフィ=ネラの『蓋』というものからすり抜けた存在であることが明かされている。アルシャトの「ワタシたち」という発言も合わせると他にも『蓋』の中にいた存在がいるらしい(宇宙人の幻境竜后とは違う?)。

この『蓋』というものについては、第3部第13章第4話でもネフィ=ネラが発言している。

どうやらこの『蓋』としての役割を務めているせいでネフィ=ネラは現実への帰還ができないらしい。プリコネ世界でも屈指の強キャラであるネフィ=ネラが手を焼いているとなると、かなりの厄ネタであることが伺える。

また、幻境竜后同様に地球で生まれた存在では無いことを言及しており、「侵略者」とも表現している。

ネフィ=ネラは敵対していたアラクネには同情していたが、アルシャトはそういった要素が無いらしいことから、純粋な悪人(人?)であることが伺える。

プリンセスナイトの能力

アルシャトの褥(しとね)という空間を作成・展開する能力。

おそらく空間跳躍も使えるのかここに人を幽閉することも可能。

ストーリーパートやアニメーションではピンク色の空間で描写されており、主人公を捕らえた際には丸いベッドが出現している。

ヴルムは『上も、下も曖昧でどこまで行っても、おんなじ景色が続いてる』『まるで、造り物みたい』『(ジオ・テオゴニアとは違う)甘ったるいニオイがする』と表現している。

空間内では暴力行為が禁じられ、相手の身動きを止めることもできる。ネフィ=ネラもこの能力により動きを止められている。

ただ、ヴルムが魔法を使用できていたことから、ミロクの『無手にて祈りを(プレイ・ウィズ・ヌル)』のような演算停止能力ほど強力ではなく、あくまで攻撃力を抑える程度と推測できる。

幕間XVIIIでは主人公の強化を受けたネフィ=ネラの攻撃によって破壊される。物理攻撃主体のネフィ=ネラが破壊できたということは、どこまでも広がっている空間というわけではなく、壁のようなもので覆われた空間であることがわかる。

ネフィ=ネラに破壊されて以降は出番が無いことから現状は使用不可能と考えられる。

王家の装備

名称は『色欲(ルクスリア)』。

公式の紹介文によると、アルシャトと一体化しているためどのような形状かは不明。

最初の方でも述べたが、アルシャトの普段の言動はこれと一体化したことが原因である。

第3部第14章第4話では人の抑え込んでいる欲望を前に出し、本来の人格を閉じ込めると説明している。

第3部幕間XIXではティア曰く相手の心の一番敏感な部分を責めて、一番隠したいところを暴き出す「らしい」(なぜティアがそこまでわかるのかは謎)。

作中の描写を見る限り、2つの手順を取ることで相手を陥落させ、恋人にすることができる(恋人に関しての説明は後述)ように見受けられる。

最初は、(『色欲』によるものか、アルシャト固有の能力によるものかは不明だが)相手の心を読み取り、相手の触れられたくない記憶を探す。その際には相手の反応も伺う。

次に相手の心が弱りきったら、相手や相手の一部に口をつけることで恋人にすることができる(ヴルムやユイ相手には口付け、クリア相手には涙を舐めている)。詳細な描写は無いが(というか無くていいが)マウストゥマウスでは無いと信じたい。

相手を自身の手駒にできるため強力な能力ではあるものの、相手の身動きをある程度止めたうえで会話に持ち込むという厳しい条件があるのでプリンセスナイトの能力が無いとほぼ運用不可能である。

 

ただ、主人公に関しては不安を与えつつも、ほぼ心理攻撃をしないまま口付けを行おうとしたので、男相手には手順が違うのか、部分的な支配程度であれば手順を緩和可能なのか、ここに関しては今後の情報に期待したい。

恋人

権能と王家の装備の影響でアルシャトの制御下に陥った人物達。「恋人」とはいうものの、本来の意味とは違い、操り人形や小間使いとしてアルシャトの命令を遂行する。

劇中では画像は第3部第14章第5話にヴルム、クリアの2人が恋人にされている。

恋人にされた2人はシャドウに似たような彩度が奪われたような姿になっている。

ヴルムやクリアには、自分の抱える不安や罪について刺激することで恋人(という名の操り人形)にした。

サイレント(ラスト)ナイトではユイの主人公と結ばれたいという思いを刺激していつもより大胆にした。

また、この能力は洗脳ではないため、アルシャトを倒すことによって解除される、ということはない。そのためユイのように本人が如何に自身の問題と向き合うかが突破口となりうる。

なお、ワカナも標的として選ばれていたが本人の抵抗(レジスト)値が高かったため断念。『憤怒(イラ)』がワカナの抵抗値を無視して精神に影響を及ぼしたことを踏まえると、『色欲』やアルシャトの話術には『憤怒』ほどの精神干渉能力は無いと見られる。

また、幕間XXVではランドソルのNPCを恋人にもしている。AIのヴルムもそうだがNPCにも作用させられることから、非常に厄介と言える。

ラストドラゴン

第3部第14章第4話から登場。

エルピス島浮上と同時にサルベージされた中型ドラゴンのデータをスレイブ化したものらしく、アルシャトの言うことをなんでも聞くらしい。

見た目は黒灰色のドラゴンだが、アルシャトと共通するように赤い角が生えており、翼角にもリングがついている。

劇中ではランドソルやジオ・テオゴニアなどに対して襲撃を行い、現地の住民達と戦闘を繰り広げる。

最近では嚮導幼君になったコッコロやイサナミの力に目覚めたヴァイオレットに倒されてたりするので、ラストドラゴンを単身で倒せるか(あるいは倒せそうか)どうかで直近のインフレについていけてるキャラかを判別できる一種の物差しみたいな扱いになってきている。

また、(天秤?というものの影響で強化を受けているとはいえ)メリッサに支配されたりと復活早々不憫な面が目立つ。

その他能力

色欲の能力か権能の応用かは不明だが他にも劇中で使用した能力を記載。

  • 相手の動きを操作する能力

サイレント(ラスト)ナイト第3話ではユイの動きを支配したり、第3部第14章第3話ではクリアの動きを魔法のようなもので封じていた。

プリンセスナイトの能力の応用かもしれないがアルシャト固有の能力という可能性もある。

  • 心の中に入る能力

サイレント(ラスト)ナイト第4話でユイの心の中(精神世界)に入る。ユイの精神が弱っていたためか、心の中ではアルシャトの思うままに支配されていた。

精神世界は第2部第6章でランファが出した夢のように自由なようで、主人公、ハツネ、ミソラの3人が協力して妨害することでユイを脱出させることができた。

アルシャトのモデル

まずアルシャトの名前は山羊座の星のアル・シャト(Alshat)から来ている*1

アル・シャトはアラビア語で「屠殺される羊」を意味する。羊はキリスト教に深く関係する動物*2であるため、悪魔らしいアルシャトに神に敵対的・冒涜的なニュアンスなこの名前はぴったりだと言える。

余談だがアルゲティも同様に山羊座*3から来ており、こちらの名前はアラビア語で「仔山羊」を意味する。

ではなぜアルシャトが山羊と関連付けられているかというと、山羊(厳密には雄山羊)は主にキリスト教圏内で悪魔と密接に関係づけられた動物であることが原因だと考えられる*4*5

 

その理由について簡潔に説明するために中近世ヨーロッパにおける悪魔としての雄山羊の表象の系譜という資料に記載された文章を一部引用する。

  • ヨーロッパで雄山羊は猪突猛進や荒々しい力を表し、また旺盛な繁殖力から幾世紀にもわたり発情、淫乱、好色などに分類される語彙や一連のカテゴリーを供給し続けてきた13
  • 有角で黒い体をし人間に飼い慣らされず、山地に住むことからサバトと結びつけられ、羊と対比的に半分人間・半分山羊の悪魔像を形作る伝統的な図像や寓意画にされていった。

また、ヘブライ聖書のレビ記16章においては、贖罪の日に人々の苦難や行ってきた罪を山羊に背負わせるという話もあり*6、山羊は何かと悪い立場に置かれてきた。

次に山羊と関わりのある神パン(パーン)についても説明する*7
パンはギリシャ神話における牧羊神であり、山羊のような角が生えている。
パンは好色や笛を吹くことで有名な神だが、キリスト教圏内では悪魔と結び付けられていた。

その理由についても上記資料から引用すると、

  • ギリシア・ローマの神々や森の精、牧神、下半身山羊、上半身人間のパンなどはキリスト教化により十把一絡げに悪魔化され34、根絶すべき偶像崇拝の残滓であるとされた。
  • キリスト教は異教の神性の悉くをデーモンに結び付けたが、パンについては特に著しく、キリスト教の禁欲主義において胡乱な性欲は容易く悪と同一視された。
  • それまで怪物のものだった特徴がディオニュソスやパン、サテュロスと結びついている山羊に一部伝えられ(図18)、図像で悪魔となり魔女のサバト観念の形成に大きな役割を果たした。

これらのことからアルシャトのモデルとなった山羊には悪魔と深い関連があることがわかる。

ただ、スケープゴートの由来にもなったように山羊が悪魔に関連づけられた歴史は生贄として仕立て上げられたという印象を強く受ける。

これになぞらえて、過去に何かしらの理由があってアルシャトも悪に堕ちた、ということを考えてみると面白いかもしれない。

 

参考文献

プリンセスナイト(ダイゴ・マサキ)について考察

(一部猟奇的な話を含むので閲覧注意)

 

本記事では、無印から登場するプリンセスナイトのダイゴ・マサキについての名前の由来やモデルについて考察してみる。

 

ダイゴ

跳躍王(キングリープ)ことラジラジのプリンセスナイト。

また、Re:Dive!から登場したカヤの兄でもあり、カヤの性格も相まって、現実・アストルムでは複雑な関係をしている。

何かと喧嘩っ早く、無印ではエターナルソサエティと共に積極的に襲撃を仕掛ける。リアルでも不良とタイマンを張るほどケンカが好きでもある。

性格は短気で粗暴だが、ノウェムを励ましたり、現実でのカヤを気にかけたりと、不器用ながらも情に熱い一面を持つ。

 

プリンセスナイトとしての能力は赤いバリア状の檻の展開。(ダイゴは無印では「檻」と呼んでおり、Re:Dive!では「スーパーウルトラ結界」と名付けている)。

無印では、ダイゴはこの能力を使って主人公の逃走経路を封じたりしていた(といっても七冠特攻能力を持つ主人公の剣であればこの檻を破ることもできる)。

第2部第12章第8話のムービーでは初めてダイゴの能力が映像として披露された。ムービー内では、檻には炎のようなオーラが生じている。

現実での名前は鬼道 大吾(きどう だいご)。

カヤのキャラストーリー11話によると幼少期に親が再婚しているらしい。鬼道という苗字は再婚前後で変化があるのかは不明。

 

ではここで根拠がやや乏しいものの、ダイゴのモデルについて考察しよう。

 

まずダイゴのモデルの一つとして考えられるのが仏教の大自在天*1、および大自在天と同一視されるヒンドゥー教の神シヴァ*2と考えられる。

 

大自在天とは仏教における神である。

仏教の世界観では神は天部(天道)*3*4の生物でとして位置づけられており、仏には及ばない存在とされている。

ラジラジのモデルと有力視される金剛夜叉明王*5は明王に位置しており、これは大自在天の位置する天部よりも上に位置している。

大自在天は金剛夜叉明王の眷属という訳ではないが、ダイゴもこれと同様にラジラジより立場が下にある点が一致している。

また、少し単純だが大吾という名前はこの大自在天の「大」から来ているのかもしれない。

 

シヴァとはヒンドゥー教における破壊と再生を司る神である。

シヴァは額に第三の目があり、アストルムでのラジラジも額に第三の目のようなものがある。

また、シヴァは暴風神であるルドラ*6という神とも同一視される。ルドラは破壊的な神という特徴が強く、シヴァよりも残酷な側面を持つとされる。

ダイゴの喧嘩っ早い性格はここから反映されているのかもしれない。

 

さらに、シヴァはアグニ*7という火の神とも関連性がある。

火のエフェクトがあったことから、ダイゴの檻を展開する能力はこれが由来かもしれない。

 

このようにシヴァと同一視される神が多いことに加えて、呼び名が多いという特徴がある。

ダイゴはよくヒヨリを筆頭に色々な人物から名前が間違えられているが、これはおそらくモデルであるシヴァの呼び名が多いことから来たギャグなのかもしれない。

 

もう一つモデルとして挙げられるのが、餓鬼*8である。

ダイゴの苗字の「鬼道」には邪馬台国の女王である卑弥呼が用いた呪術*9という意味もあるが、これにはダイゴとの関連性が見られない。

そのため、ここでの鬼道とは餓鬼の住まう世界の「餓鬼道」から来ていると考えられる。

 

餓鬼は常に飢えと渇きを感じる存在で、無印初期ダイゴの戦いを求めつつも何かと怒りやすい性格はここが由来かもしれない。

また、餓鬼には無威徳鬼と有威徳鬼の2種類があり、無威徳鬼は飢渇に苦しめられるが、有威徳鬼は天部と同じ福楽を受けられる。

餓鬼道も天部も明王より下に位置しているためここでも上下関係が一致している。

 

マサキ

変貌大妃(メタモルレグナント)ことネネカのプリンセスナイト。

無印では、バグモンスターを発生させて暴れさせたり七冠の悪事に加担するものの、当の本人は悪びれもせず自身の行動を「正義」と信じきっており、一見すると正義に酔い痴れる狂人のようなキャラをしていた(終盤に明かされるが実際はこのキャラはネネカ監視のための演技で、本来は真っ当な人物)。

下の画像から見ても分かる通り、無印時代から「正義」というワードに拘っていることがわかる。

プリンセスナイトとしての能力はバグモンスターを発生させる煌輝創正(デカダントライト)。

バグらせたモンスターはある程度マサキが操作させることが可能で、バグモンスターに倒されたプレイヤーのアカウントは制御不能になり、アバターが勝手に動き出すといった異常行動が引き起こされる(ユイ曰くウイルスみたいなのに感染していると解釈されている)。

また、応用として街にまでこの能力を適応させることでシステムに不具合を発生させ、周囲の情報を調べられなくするといったこともできる。

デカダントライトの由来は英語で「正義」を意味するrightと、「光」を意味するlightから来ていると考えられる。

また、デカダント*10とは、英語で「退廃的」「自堕落的」という意味で正義とは逆のニュアンスを持っている。これもマサキの狂人的な部分が由来だと思うが、本人が刑事であることを踏まえると刑事(デカ)が由来とも考えられる。

 

現実での名前は狂真咲 真軌(くるまざき まさき)。
苗字の由来はおそらく「狂い咲き(くるいざき)*11」と「車裂き*12」の二つと考えられる。
「狂い咲き」には色々な意味があるが、「時期外れに花が咲くこと」「花が普通と違った形に咲くこと」という意味がある。

本人が狂人のように見えるキャラをしていることや、煌輝創正のモンスターやシステムをバグらせるという能力はここから来ていると考えられる。

 

(⚠️ここから少し猟奇的な話を含むので注意)

また、「車裂き」とは過去に行われていた死刑の執行方法である。対象を車輪に固定した状態で、あるいは車輪を用いて対象の四肢を粉砕するという内容である。

車輪を使う理由は太陽神に供物を捧げるというイメージから来ているらしい。

正義のためなら手段を選ばない無印時代のプレイスタイルがここに来ているのかもしれない。

また、これはほぼ憶測だがネネカのモデルと考えられるアステカ神話も太陽と縁が深く、ここから連想したのかもしれない。

(⚠️猟奇的な話ここまで)

 

また、くる「マザキ」「マサキ」と類似した語が2回来ている。

本人が「正義」というワードに固執していることから考えると、マサキの名前の由来はそのまま「正義」と考えられる。

ただ、「マザ」「マサ」と類似したワードが2回出ているにも関わらず、「正」の字が当てられてないのは本人が真っ当に正しい人間ではないということを示しているのかもしれない。

 

また、狂真咲(くるまざき)と同じ発音の車折神社(車折神社 - Wikipedia)というものがあるが、これとマサキとの関連性は特に見られなかった。たまたま同じ発音なだけかもしれない。

 

ネネカのモデルがテスカトリポカとするならば、マサキのモデルはテスカトリポカの眷属であるジャガーの戦士*13と考えられる。ただ、マサキとの共通点は存在しないように見え、根拠が乏しいのが現状である。

 

ジャガーの戦士の特徴の一つとして、黒曜石の剣を武器として持っている。

第2部第12章第8話のムービーでは滅多にお目にかかれないマサキの剣の刀身が見れる。ただ、これを見る限りでは普通(?)の剣と同じように見え、特段黒曜石かどうかは判定ができない。

他にも、ジャガーの戦士は、ジャガーの頭の毛皮を被ったり、ジャガーを示す服をまとったり、羽毛製の旗印を付けたりしているそうだが、マサキの姿からはそのような意匠は見えない。

そのため、マサキのモデルを含め、ネネカのモデルにはより深い考察が必要であると考えられる。

 

・参考文献